俳誌「樹海」第5巻2号〜第6巻6号揃い(15冊)全冊鈴木しづ子句入 昭和25〜26年
2018年 06月 30日
俳誌「樹海」第5巻2号〜第6巻6号揃い(15冊)全冊鈴木しづ子句入
昭和25〜26年 sold out
「しづ子のこと」-巨湫収録 松村巨湫編輯 各A5判 綴じ穴2箇所有り 1901
鈴木しづ子■1919年6月9日 - 没年不明。奔放な作風で俳壇を賑わせたが消息不明となり、
娼婦俳人、幻の俳人などと呼ばれた。職場結婚をするも1年余りで解消し、岐阜市に移住。
昭和25年より柳ヶ瀬でダンスホールのダンサーとなり、その後那加町(現各務原市)の
進駐軍向けキャバレーに勤務。そこで出会った黒人の米兵と同棲を始めるが、彼は朝鮮戦争
に出兵となり麻薬常習者となった末に母国に帰還して没した。そうした中で昭和27年、巨湫
宛に送られていた未発表作品をまとめた第二句集『指環』が刊行され、週刊誌でも取り上げ
られる。「樹海」の同人仲間たちが、しづ子にほぼ無断で完成させたものだった。しづ子は
出版記念会には姿を現したものの、同年9月15日付の投句を最後に消息不明となる。
本誌には句集『指環』に収録された作品の多くが掲載されている。
『指環』は娼婦俳句と蔑まれながらも性の解放の時流にあって高く評価され、世間に『樹海』
の存在を強く印象付けた反面、泥に落ちた女というしづ子への烙印を色濃くした。
戦中戦後の混乱期を、自らの意志に沿って思いのままに生きた俳人。消息を絶った後は
「赤線の娼婦となり、アルコールに溺れた廃人となって自殺した」という噂が流布されてい
たが、それを示す証拠はない。
ご注文はE-mailまたはFAX 0422-39-3582へお願いします。
昭和25〜26年 sold out
「しづ子のこと」-巨湫収録 松村巨湫編輯 各A5判 綴じ穴2箇所有り 1901
鈴木しづ子■1919年6月9日 - 没年不明。奔放な作風で俳壇を賑わせたが消息不明となり、
娼婦俳人、幻の俳人などと呼ばれた。職場結婚をするも1年余りで解消し、岐阜市に移住。
昭和25年より柳ヶ瀬でダンスホールのダンサーとなり、その後那加町(現各務原市)の
進駐軍向けキャバレーに勤務。そこで出会った黒人の米兵と同棲を始めるが、彼は朝鮮戦争
に出兵となり麻薬常習者となった末に母国に帰還して没した。そうした中で昭和27年、巨湫
宛に送られていた未発表作品をまとめた第二句集『指環』が刊行され、週刊誌でも取り上げ
られる。「樹海」の同人仲間たちが、しづ子にほぼ無断で完成させたものだった。しづ子は
出版記念会には姿を現したものの、同年9月15日付の投句を最後に消息不明となる。
本誌には句集『指環』に収録された作品の多くが掲載されている。
『指環』は娼婦俳句と蔑まれながらも性の解放の時流にあって高く評価され、世間に『樹海』
の存在を強く印象付けた反面、泥に落ちた女というしづ子への烙印を色濃くした。
戦中戦後の混乱期を、自らの意志に沿って思いのままに生きた俳人。消息を絶った後は
「赤線の娼婦となり、アルコールに溺れた廃人となって自殺した」という噂が流布されてい
たが、それを示す証拠はない。
ご注文はE-mailまたはFAX 0422-39-3582へお願いします。
by kogundou
| 2018-06-30 17:02
| 詩歌句集